仕事の悩み

管理職にならない生き方。40代が考え悩む将来像。

ども!思秋期で心と体が不安定でも頑張っているCIPHERです。
さて、「管理職」と聞いてあなたはどんな事を思い浮かべましたか?

●出世して将来管理職につきたい。
●仕事をする上で目指すべきポジション。
●辛い、大変。
●中間管理職は損な役割。
●絶対なりたく無い。

色々な意見があるかと思います。
今までは仕事で経験を積んで行くと、どんどん現場仕事から離れ、管理職にシフトして行く働き方が当たり前でしたが、今の時代は多様性が求められる時代。
自分の意思で管理職にはならず、現場で手を動かして行く事を選択している人もいれば、
出世競争に破れ、管理職にならない生き方を模索しなくては行けない人もいる事でしょう。

そんな悩みを抱えているあなたの気持ちが少しでも楽になる様に、今回は「管理職にならない生き方」について考えてみたいと思います。

管理職に「あえてならない」道を選ぶ人々

ひと昔前は「男は管理職になってなんぼ」と言った世界でしたね。
ドラマでも「パパは部長になったぞ!」なんて家族でお祝いするシーンもあり、仕事の成功=管理職昇進と言った世界です。
そしてそんな私も島耕作を読みながら「こんな働き方できたら面白いだろうな」なんて憧れたりもしていました。

しかし現在の社会情勢は一変し、終身雇用や年功序列と言った制度は崩壊。良くも悪くも実力が物を言う社会になって富裕層と貧困層との二極化も加速しています。
また
●働き方改革
●ワークライフバランス
と言った「24時間戦えますか」から「持続可能な社会構造」へのシフトも進んでいます。

そんな社会の中で「あえて」管理職にならない道を選ぶ人々が増えてきています。
それは「仕事中心」の価値観から「プライベート中心」の価値観へのシフトを考えると必然でしょう。

この様に、管理職にならない事で「人生における仕事の比重」をセーブし、そのエネルギーをプライベートな活動や家族との時間に費やす事に価値を感じる人が多くなっていると言う事です。

管理職にならないと実現できない事とは?

それでは管理職にならないと実現できない事はあるのでしょうか?考えてみましょう。

思い浮かぶ事としては以下があります。
●昇給
●マネジメントスキル習得(40代転職活動に必須)
●会社の経営に参加する働き方

管理職になると言う事は、マネジメントなど組織管理に深く関わって行く事となりますので、責任や重圧も増加する代わりに、給与やマネジメント関連の経験値も大きく増加する傾向にあります。

独立する以外に会社経営に近い部分で働きたいと言う願望のある人は、まず管理職を目指す必要があります。

管理職という責任から逃れる場合、大きなリスクを背負う事も事実

ただ単純に「管理職は大変で面倒くさそう」と言う理由で、現場仕事に執着する人は将来要注意です。
「現場で顧客と近い部分での仕事を続けたい」
「プレイヤーとしての職務を深めていきたい」
など、明確で前向きな目的があっての「管理職辞退」は大賛成ですし、その知識や技術、経験での昇給、社会的な自分の価値を高める事もできるのでむしろリスクヘッジにもなります。
しかし冒頭の様な「後ろ向き」な考えで現場に残る事は、自分の可能性を閉ざす事となり、自身のスキルアップも「現状維持」と社会的な自分の価値をどんどん低下させていく事となります。特に厳しいのが40代転職市場で一番重要視される「マネジメント経験」を自ら放棄する事です。

あなたは、今勤めている会社が倒産したら生きていけますか?
「大丈夫」と即答できなかったあなた。
かなり危険信号が灯っていますよ。
管理職になりたくないけど、現場で通用する技術もない。
マネジメントスキル以外で通用するスキルや経験値を身につけられないと、大きなリスクも負うことを覚悟する必要があります。

この様にして現在は「自分に自信の無い人」が会社にしがみつき、自信のある人はどんどん転職を繰り返し、自分の社会的価値を増加させる傾向が強くなっていると感じます。

管理職にならなくても、幸せになる道はたくさんある!

この様にお話しすると「やはり管理職にならないと幸せになれないじゃないか!」と感じる方も多いと思いますが、そんな事はありません!

以下の記事でも触れていますが、藤原和博さんの著書でも紹介されている
「三つの肩書きを持って100人に1人X100人に1人X100人に1人=100万人に一人の人材になる」
と言った考え方で、自分の強みをしっかり磨いている人は、社会的ニーズが高まり、将来転職する際にも有利にことが運ぶでしょう。

また管理職にならずとも、自ら進んで
●プロジェクトのチームリーダーをやってみる
●クライアント折衝に進んで取り組む
など、プレイヤーの立場でいながら、自ら積極的にマネジメントや組織運営に関わって行く事も将来の転職に有効です。

この様に、将来のリスクヘッジをしっかり考えて行動する事で、管理職にならなくても十分幸せな過程を築く事は可能です。

 

最後に

「自分の幸せ」をしっかりイメージし、他人の意見や他の人を基準に幸せを計算する事はやめましょう。
価値基準を他人との比較にしてしまうと、全てが他人の評価や行動に依存する形になり、いつまでたっても幸せを感じる事は難しくなります。

仕事も「俺は管理職にはならない」と決めた場合、その他の業務や知識などを深める必要がありますので、40代前後でいいお給料をもらっている人は自分がリストラ対象にならない様に努力しましょう!

それでは「自分の幸せの基準」をしっかり定めて毎日を送りましょう!

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